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ヒッチハイカーを乗せる。そして泊める。その①
ヒッチハイカーを乗せる。そして泊める。その②
の続き。

学生ヒッチハイカー山本君の話を聞きながら、夜は更けて。

山本君は旅の話から、ふと、内定した自分の就職に話が及び…。

山本君「僕は仕事で○○や△△の様にやりたいんです」

商社の営業が内定した山本君。
しっかり者の彼はすでに仕事に対するイメージを膨らませているらしく、
希望や夢を交えて、自分の働きを想像していた。
それがあまりにも具体的なので、私は老婆心ながら逆に心配してしまった。
何というか、半沢直樹的な苦労をするのではないか、と。
山本君はヒッチハイカーらしい天真爛漫なトコロもあるので、
魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)する汚れた社会でやっていけるのか、という余計なお節介。
一緒にいたいち父も同じ事を感じていたらしい。
一応彼も私も、うす汚れた社会の先輩であり、洗礼の経験者だから。

とは言え、夢のある若者に上から目線で「気をつけろよ」と、叩きつけるのは違うと思うし、
長く働いていると、若い頃の志がどれほど大切か実感する事の方が多い。(て、言うほど老練な仕事をしているかどうかはまた、置いといて…)
とにかく、山本君の主張を最後まで黙って聞いていた。
こうしてみると、若い人のヤル気っていうのは、本当に国や社会にとって宝だなあ、と思う。
それと同時に、いつの間にか世渡り上手になって、芯がぐらついている自分を省りみたりもする。
効率や周りの目に振り回されない、志のある仕事をできたらいいなあーと、改めて教わった気がした。




山本君「あ、僕、焼酎好きなんです。買ってきたので一緒に飲みませんか?」

夕方の買い物で一瓶買っておいてくれたらしい。
普段はあまり焼酎を飲まないいち父も、ありがたく頂く。てか、飲みすぎ。

旅の写真のスライドショーが始まる頃には、いち父泥酔状態。
A子は帰ってしまうし、娘たちもいつの間にか寝ている。

お酒の強い山本君とワーワー言いながら、写真で全国を巡った。

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(つづく)



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