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2013.10.01
ヒッチハイカーを乗せる。そして泊める。その①
先日友人A子といち達と、軽井沢に出かけた時の事。
日が沈みかけた帰り道、車でコンビニに立ち寄ると、
なんとヒッチハイカーがメッセージボードを掲げているのを発見。
「学生ヒッチハイク 日本一周 長野(まで)」
一見して学生とわかる爽やかそうな彼。
見かけた瞬間、助手席のA子と「乗せてやろう!乗せてやろう!」と盛り上がったのです。
学生ヒッチハイカー、山本君。
隣県の大学生の彼は、単位取得も就職活動も終え、今は余った時間をヒッチハイクの旅に当てているそう。
五十数日にも及んだ旅は実は明日まで。明日の夜のサークルの集まりにゲリラで帰って驚かす為、長野で観光して時間を潰しているらしい。
私は前々からこういう事をする人に興味があったので、車中聞く山本君の話が、本当に楽しかった。
娘も突然の同行者に興味深々。A子は
A子「いや~、ヒッチハイクしている人って、髭モジャモジャで疲れたイメージだったけど、全然違うんだね~」
テンション高めに山本君を見つめる。
確かに彼は清潔感のある印象で、シンプルなウインドブレーカーの下にはサッカー日本代表ユニフォーム。
大きめのバックパックと丸めたクッションシートでかろうじて旅人の雰囲気を醸し出しているけれど、
ニコニコ笑顔は長旅の疲れを感じさせない。
長身、短髪、はにかむ若々しさ。
付き合いが長いからわかる。山本君はA子好みのイケメンだった。
日が沈みかけた帰り道、車でコンビニに立ち寄ると、
なんとヒッチハイカーがメッセージボードを掲げているのを発見。
「学生ヒッチハイク 日本一周 長野(まで)」
一見して学生とわかる爽やかそうな彼。
見かけた瞬間、助手席のA子と「乗せてやろう!乗せてやろう!」と盛り上がったのです。
学生ヒッチハイカー、山本君。
隣県の大学生の彼は、単位取得も就職活動も終え、今は余った時間をヒッチハイクの旅に当てているそう。
五十数日にも及んだ旅は実は明日まで。明日の夜のサークルの集まりにゲリラで帰って驚かす為、長野で観光して時間を潰しているらしい。
私は前々からこういう事をする人に興味があったので、車中聞く山本君の話が、本当に楽しかった。
娘も突然の同行者に興味深々。A子は
A子「いや~、ヒッチハイクしている人って、髭モジャモジャで疲れたイメージだったけど、全然違うんだね~」
テンション高めに山本君を見つめる。
確かに彼は清潔感のある印象で、シンプルなウインドブレーカーの下にはサッカー日本代表ユニフォーム。
大きめのバックパックと丸めたクッションシートでかろうじて旅人の雰囲気を醸し出しているけれど、
ニコニコ笑顔は長旅の疲れを感じさせない。
長身、短髪、はにかむ若々しさ。
付き合いが長いからわかる。山本君はA子好みのイケメンだった。
山本君は車内で、これまでの旅の写真を見せてくれた。
山本君「先日はここに泊ったんです」
運転しながらチラ見すると、なんと、高架下に小さなテント。
「えー!こんなところで野宿?!」
と、思わず『こんなところ』呼ばわり。
山本君「あ、野宿だけじゃないです!ゲストハウスに泊ったり、時々は泊めてもらったり…」
「二日に一回はお風呂にも入ってます」と、付け加えた。
私「今日は?!今日はどうすんの??!!」
折しも、夕方の軽井沢。
温度計は12度だけれど、小雨が降っているので体感温度は更に低い。
いや~、どうにかなるかるものですよ…、と、山本君は呑気に笑った。
長野の寒さをナメてる気がして、人ごとながら心配だ。
すると、テンションそのままのA子が叫んだ。
A子「えー!!じゃあ、いち母の家に泊めてもらえばいいじゃん!!」
うちですか?!A子、家主に許可を得てから発言しろよ…。
私が何か言う前に、山本君は遠慮がちに俯いた。
「いえ、乗せてもらえただけで、ありがたいです。そんなご迷惑は…」
本人に申し込まれた訳でもないのに、ここで私が断るのは何か筋が違う気がして話を変えてみる。
私「いやさー、でも、そういう野宿をポリシーとして、楽しんで旅しているかもしれないし…」
山本君「正直言っていいですか。ありがたい話です。でも、ご迷惑ですし…」
……
いっそ、「頼む、泊めてくれ」と言ってくれ。反射で断れるかもしれない。
子犬の様な視線が背中を突き刺す…
私「あー… 山本…。
…泊っていくか?!!!」
最終的に自分のノリの良さを呪って、
青年一人、宿泊決定。

(つづく)
山本君「先日はここに泊ったんです」
運転しながらチラ見すると、なんと、高架下に小さなテント。
「えー!こんなところで野宿?!」
と、思わず『こんなところ』呼ばわり。
山本君「あ、野宿だけじゃないです!ゲストハウスに泊ったり、時々は泊めてもらったり…」
「二日に一回はお風呂にも入ってます」と、付け加えた。
私「今日は?!今日はどうすんの??!!」
折しも、夕方の軽井沢。
温度計は12度だけれど、小雨が降っているので体感温度は更に低い。
いや~、どうにかなるかるものですよ…、と、山本君は呑気に笑った。
長野の寒さをナメてる気がして、人ごとながら心配だ。
すると、テンションそのままのA子が叫んだ。
A子「えー!!じゃあ、いち母の家に泊めてもらえばいいじゃん!!」
うちですか?!A子、家主に許可を得てから発言しろよ…。
私が何か言う前に、山本君は遠慮がちに俯いた。
「いえ、乗せてもらえただけで、ありがたいです。そんなご迷惑は…」
本人に申し込まれた訳でもないのに、ここで私が断るのは何か筋が違う気がして話を変えてみる。
私「いやさー、でも、そういう野宿をポリシーとして、楽しんで旅しているかもしれないし…」
山本君「正直言っていいですか。ありがたい話です。でも、ご迷惑ですし…」
……
いっそ、「頼む、泊めてくれ」と言ってくれ。反射で断れるかもしれない。
子犬の様な視線が背中を突き刺す…
私「あー… 山本…。
…泊っていくか?!!!」
最終的に自分のノリの良さを呪って、
青年一人、宿泊決定。

(つづく)
はじめ
うはっww
面白い展開~~~
昔務めていた会社の社長がベンツで外人のヒッチハイカーを乗せて、
そのご家族ぐるみでお付き合いしていたのを思い出しましたわ。
面白い展開~~~
昔務めていた会社の社長がベンツで外人のヒッチハイカーを乗せて、
そのご家族ぐるみでお付き合いしていたのを思い出しましたわ。
かっちゃん
えーー楽しそう~
私もヒッチハイカー乗せたい派だけど、旦那は拒否派。
富山行った時、『黒部』ってメッセージボード背負って歩いてた青年の横を旦那はスルー…。
ちょっとの距離だけどさ~私は乗せたかった!
その②の更新早目にプリーズ!!
私もヒッチハイカー乗せたい派だけど、旦那は拒否派。
富山行った時、『黒部』ってメッセージボード背負って歩いてた青年の横を旦那はスルー…。
ちょっとの距離だけどさ~私は乗せたかった!
その②の更新早目にプリーズ!!
ichi:coco
長野という土地柄なのでしょうか。
私の住む名古屋ではヒッチハイカーは過去一度しか見かけたことがないし、4車線の大きな国道だったのでわき見運転も危なく、皆スルーでした。…と、自分の心の狭さをいいわけしてみたり(苦)
その後のお話、楽しみにしてまーす。
私の住む名古屋ではヒッチハイカーは過去一度しか見かけたことがないし、4車線の大きな国道だったのでわき見運転も危なく、皆スルーでした。…と、自分の心の狭さをいいわけしてみたり(苦)
その後のお話、楽しみにしてまーす。
いち
>はじめさん
外国人のヒッチハイカー、結構いるようですね~
友達はフジロック(苗場)に向かうイギリス人を山中の峠で乗せた…と、言ってました。
ベンツ…って、フツーに私が乗ってみたい。
>かっちゃん
ねー!私もいつか乗せてやろう!と、妄想していたので楽しかったです☆
ヒッチハイカーなんて、そんなに会うこともないから、見つけた時は一期一会。でも旦那さんが警戒する気持ちもわかる気が…娘には「知らないヒトと車に乗るな」って言ってるのに…。
>ichi:cocoさん
4車線!そんな道運転した事ないですよ!!
なんか、拾ってもらい易い道や場所もあるみたいですよ。さすがに4車線の道路では…無理がありそう(笑)
私、乗せない人は慎重な賢い人だと思います。私みたいにノリに弱い人間は、痛い目見ないと学習しません(笑)
外国人のヒッチハイカー、結構いるようですね~
友達はフジロック(苗場)に向かうイギリス人を山中の峠で乗せた…と、言ってました。
ベンツ…って、フツーに私が乗ってみたい。
>かっちゃん
ねー!私もいつか乗せてやろう!と、妄想していたので楽しかったです☆
ヒッチハイカーなんて、そんなに会うこともないから、見つけた時は一期一会。でも旦那さんが警戒する気持ちもわかる気が…娘には「知らないヒトと車に乗るな」って言ってるのに…。
>ichi:cocoさん
4車線!そんな道運転した事ないですよ!!
なんか、拾ってもらい易い道や場所もあるみたいですよ。さすがに4車線の道路では…無理がありそう(笑)
私、乗せない人は慎重な賢い人だと思います。私みたいにノリに弱い人間は、痛い目見ないと学習しません(笑)
2013/10/03 Thu 14:49 URL [ Edit ]
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